レジュメ | 18(20) イスラム都市——宗教都市(都市文明史⑥)2004/09/18 1 イスラム教 1)ムハマンド 最後の預言者 ヒジュラ麿(622) クルアン(神の啓示) 2)一神教 ユダヤ教、キリスト教、イスラム教(啓典の民) 個人*神 3)5行6信 ①信仰告白 共同体(ウンマ)の認識 共通語の存在 ②祈祷 個人の認識 平等 共同体 清潔・健康 ③喜捨(ザカート) 相互扶助 社会保障 共同体の維持 ④断食(ラマダン) 生活リズム 自然の確認 健康保持 ⑤巡礼(ハッジ) 宗教生活の完成、指導者世界への目を開く大旅行 4)サラセン帝国 正統カリフの時代、メッカ メジナ エルサレム ①アッパス朝 ダマスカス 古代商業都市の利用 ②ウマイヤ朝 パクダッド 円い都市 なぜ短期間に大帝国を築いたか 信仰 柔軟性 抱擁カ ギリシャ遺産の継承
2 イスラムの都市性 1)砂漠の宗教? 一神教(なぜ多神教から脱皮したか) 内面性の重視 2)乾燥・灼熱・移動 生活習慣 健康と衛生 断食、飲酒、礼拝、清浄 3)都市の宗教 共同体(ウンマ) 協働のルール 貧者救済、相互扶助
3 都市の条件 イスラム=宗教十生活スタイル 都市の宗教としてイスラム 1)城壁 城砦(外敵と砂漠) 城門 2)モスク ①共同体の場 礼拝(個人と神、共同性の確認) 休息 膜想 集い ②ミナレット シンボル性 音声伝達(アザーン) 共同意識 ③洗い場 健康管理 挨と洗浄(目、耳、手足) 3)パザール 交易 交際 会話 賑わい 楽しみ 4)キャラパンサライ 旅行施設 砂漠の中の港 キャラパシの編成 5)オアシス カナート(水供給の確保) 6)中庭と噴水 都市の中のオアシスの思想 噴水と霧と緑 人工環境 7)狭い道と立体人路 閉鎖された空間、道に聞く店、路上通路、婦人用屋上通路 8)マドラサ アラピア文字の普遍性 新しい学問
4 アラビア商人 移動の達人、交渉術 1)陣上交通 砂漠を超える技術(ラクダ) 2)海上交通 船乗りシンドパッド ダウ船 インド洋、アフリカ東岸 3)イブン・バッドウダ 世界旅行 世界の把握
5 都市思想——イスラムの都市性 1)イプン・ハルドウン「歴史序説」 社会的結合、相互扶助 抑制力→王権(宗教法) 2)千夜一夜物語 都市生活の多様性 商人、船乗り、泥棒、貧乏人、魔法 |
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