レジュメ | 17(19) 西欧都市の成立——市民都市の原型(比較都市議⑤)2004/7/17 1 ローマの解体——森の世界とゲルマン 1)中世都市の原点——流通、軍事、宗教 ローマ都市の名残、修道院、新しい市場、城砦(ノルマン式城砦)、地方伯の拠点 2)キリスト教社会の成立(500〜1500) 聖職者と信者の共同体→教会の権力→権力の低下 3)イスラム世界との接触——十字軍——古典ギリシャの復活(シチリア、トレド)
2 ヨーロッパの新しい中世都市 1)都市の自立 商工業の発展 自由通商要 求封建的制約撤去 ハンザ、ギルド 2)市民の誕生 自治都市から自由都市へ 皇帝の勅許状(封建諸侯との対等性) 3)都市の条件 誓約(コンユラチオ)共同体、市民自治、自立立法、復讐禁止 4)都市法(12〜13 世紀) 参事会、犯罪、刑罰、訴訟、身分法、相続、抵当、登記、債権 5)コンスピラチオ オクスルム・パキス(結びつきのキス) 相違いを超えた一体化 6)都市装置 城壁 広場(マーケット、祝祭空間) 市役所 教会堂 7)市民意識 自由な空気 身分からの脱却 平等な個人 市民の誇り 美 8)執行体制 市参事会 職人・商人・貴族 兄弟団→協会 9)都市連合 都市の強化 流通網の整備 ex)ハンザ同盟
3 都市の危機と救済 1)危険・災害 飢餓 蚤→クマ鼠→商業ルート(商船)→人間 腺ベスト 2) ベスト 1347 イタリアの港町 14〜18 世紀 国際化の矛盾 3)宗教と行事 奇跡 魔女狩り 巡礼 宗教改革
4 イタリア・ルネサンス都市 1)フィレンツェ——メジチ家の支配 ①統一された甍と都市のシンボル 花の聖母寺(サンタマリア・デル・フィオーレ) ②都市のアート ミケランジエロ ダピデ像 ビッティ宮 ポンテヴェッキョ ③マキアベリ 共和制の維持、政治家一国家目的に奉仕 政治のテクニック 2)ヴェネチア——ラグーンと水上都市 場所の選定 ①民主的コントロールと帝国 総督 権力集中への警戒 東地中海の覇者 ②サンマルコ寺院 サンマルコの広場 1000 年の造形 ③車のない街・城壁のない都市 ゴンドラ 造船 ④分散された都市 島の役割 ガラス工場 漁師 墓地 3)シエナ カンポの広場 都市のイベント バリオ
5 大学都市——12 世紀——医師、弁護士の免許制 1)神学、哲学、医学,法学 文法、修辞学、弁証学、算術、幾何、天文学、音楽 2)6 校(サレルノ、ボローニヤ、レッジョ、パリ、モンベリエ、,オックスフォード) 3) Universitas 同じ目的をもつ自治組織 学寮としてのカレジ→都市の形成 4)①ボローニア大学型 学生組合主導 ②パリ大学型 教会・教師組合主導 |
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