レジュメ | 35 都市の混乱と栄光——都市矛盾の顕在化2006/07/15
1 都市の栄光と裏側(産業革命の結果) 1)権力と富の移動 王侯・貴族→ブルジョアジー(市民) :貧困層 2)集積の利益 効率性優先 過密 3)工場生産力 ・世界の工場 大エネルギー消費 大量廃棄物 煤煙 喘息 4)巨大都市の発生 コントロール技術 5)シンボルの変化 王侯の芸術→産業の象徴(博覧会、建造物) 6)生産を伴わない住居 住宅地問題 7)費都市 農村との関係、流通機構、生活市場 8)労働力と阻害労働力 貧困、餓死、飲酒、売春
2 古典的都市問題と都市の矛盾——古典的都市問題の構図 1)資本と都市集中 集積の利益、社会資本の形成 2)資本家と外部不経済 独占とその裏側 3)抵賃金と高家賃 労働力の搾取と疲弊 4)児常労働 過重労働 人間性の喪失 5)都市全体の不衛生 疫病、環境汚染 6)都市装置の必要性と遅れ 上下水道、公衆輸送 7)社会不安 未来への不安 8)都市文明への疑問 楽観主義
3 個別利益と全体の利益の矛盾対立 1)資本家の利益と社会の福祉 健全な社会と生産 2)個別利益追求の容認とその抑制 全体価値の崩壊 3)階級性の矛盾 労働者階級 4)市民社会の利益 誰によって実現するか 5)公共性の必要 協働空間と装置の必要性
4 都市研究と都市問題 1)実態調査 客観的調査 2)都市問題への意識 総合的課題 3)都市研究の必要性 科学的調査 4)都市政策への指向 政策主体
5 都市問題解決への動き 1)宗教的見地 道徳低下の抑止 2)人道的見地 生活悲惨の救済 上層部の不安 衛生・暴動 3)実態的被害 疫病、犯罪 労働力の劣化 4)政策か革命か |
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