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講義アーカイブは、2002年9月から2009年12月の7年余の間に田村さんが現代まちづくり塾で行った講義の記録です。配布資料(PDF)を見ながら音声(MP3)に耳を傾ければ、当日の講義がよみがえります。
この一覧表示画面では、全ての講義が講義日順に10回分づつ表示されています。
現代まちづくり塾の講義のために田村さんが作ったプログラム「
現代都市・まちづくり講座
」からの講義が63回分、その時々のテーマに関する話(番外編)が5回分、合計68回分です。
プルダウンメニューから、「現代都市・まちづくり講座」の章立てに従って講義を絞り込めます。また音声付の講義だけを選ぶこともできます。
各項目の右下にある「
詳細を表示
」をクリックすると特定の講義の詳細表示画面になり、講義当日に使用されたレジュメが表示されます。レジュメの下部には講義当日の全配布資料 (PDF) へのリンクと、音声記録があるものは、音声ファイル (MP3) へのリンクが表示されます。
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田村明講義アーカイブ
kougikoukai001
>> コンテンツ詳細
タイトル
9.都市という文明の本質とその矛盾
章
2章 世界の都市とその興亡
講義日
2003/07/19
レジュメ
9 都市という文明の本質とその矛盾
2003/7/19
0 都市の原点——創造、運営、破滅、再建——バベルの塔、ノアの洪水、トロイ
都市は自然と時間のなかで常に劣化する。それを維持するのは人問。ときに、人間
は自ら築いた都市を白ら破壊するの再建の意思を失ったときに都市は遺跡になる。
1 都市の本質 地理的・制度的定義(人口規模、密度、産業構造)などを超えて
1)吸引力・磁力——魅力、吸引力(強制的、任意的)、情報力
2)異質の交流・共存——多様性への要求、同質の限界、ルール、住み分け
3)開放性と混入性——広域交流、国際性、必要でないもの危険なものも混入
4)集積性・累積性——集積の利益
5)創造性・情報発信性——先端情報、情報の交流、情報の蓄積、創造機関
6)変動性——流入・交流・創造による価値感変動、新規要件の追加
7)シンボル性——魅力、象徴——吸引力
8)依存性・人工環境性——自足自給の停止、食料の移入、共同施設
9)破滅性——攻撃目標、累積の結末
2 ムラからマチへ
1)ムラ——自給自足 同質 閉鎖 共助 自前 可視性 上下関係
2)マチ——他者依存 異質 開放 社会保障 都市装置 非可視性 対等関係
・ ムラ 共同体の自立 個人の埋没 慣行的シクミ
・ マチ 個人の自立 共同意識の希薄化 人為的シクミと確認
3 都市の矛盾、マチの矛盾——矛盾拡大の方向
1)個別利益 * 全体利益 自己主張の容認と共同生活の軽視
2)経済的価値 * 文化・環境価値
3)人間の欲望充足 * 環境の限界
4)人工物(自然の変造) * 自然
5)依存性の増大→都市装置のブラックボックス化
6)好ましくない異質物の流入、異質社会聞の衝突→逆選択的な人物・物資の流入
7)集積の利益→複雑過密化過大化→災害危険、攻撃目標の意味増大
8)便益性の自己矛盾——ex)クルマ社会の矛盾
9)伝統的共同社会の崩壊→個人の孤独化
4 矛盾は解消できるか 矛盾は拡大・増加——解決できなければ都市文明は崩壊
1)自由放任論(政策無用論) 見えざる神の手 弱肉強食
2)問題点に個別に対応(個別対応型) ——旧来の都市運営
3)都市をなくして農村にもどす(農村還元論)
4)都市以外の選択の可能性はあるか(都市解体論) 草原の都市論
5)都市の利点を生かしながら矛盾を抑える方法を探る 都市政策論
当日配布資料
http://gendaimachizukurijuku.org/lecture/pdf/0307_lecture.pdf
音声(講義)
http://gendaimachizukurijuku.org/lecture/sound/0307_lecture1.mp3
記入者:
サイト構築委員
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