レジュメ | 1 都市の誕生——人間はなぜ都市をつくったか2002.9.21
1 集団で生きる人類 1)トラではなくサル 2)協力関係・家族集団 相互協力、女系家族・男系家族 3)集団の利益 パワーアップ(協力、連携、役割分担、計画性) 4)定住社会 狩猟・採取→栽培・牧畜 移動型→定住型
2 文明に向かう人類 1)採取の時代→狩猟の時代 道具の発明 2)農耕・牧畜の時代 移動から定住へ 焼畑——巡回定住 3)定住集落 農業革命、集団居住 4)都市発生 都市革命 3 定住の意味 1)人間と場所の密着性 エクメネーの拡大 土地探し 定住の選択 2)定住の条件——生存維持 食料、水、安全、場所、燃料、空気 3)協力・連携の強化 防御、住まい、食料採取、生活
4 集住形態の変化——都市の誕生 1)コトパの発生とコミニュケイションの進歩——共同作業と共同ルール 2)大家族→血縁集団→ムラ→マチ〈都市〉 3)なぜムラが生まれたか 血縁集団からの脱皮より 多くの多様な集団を求める 擬似血縁集団(部族) 共通する祖先 マツリ 4)人はなぜ都市をつくり発展させてきたか 吸引力、魅力、磁力 ① 血縁・顔見知りだけにとらわれない異質な人々との出会いと交流を求める ② 違和感や差別感を超えても、異質なものに価値を認め受け入れ共生を図る ③ 問題はあっても、都市的生活の便利さに自由と必要性とを感じる ④ 高度の集積を生みだし情報量を倍加させ、新たな価値を生む ⑤文明の集積のシンボルとして吸引力、磁力に価値を認め、魅力を感ずる ⑥ 集団に埋没しきらない個人が発生しても、その吸収が可能である ⑦ 新たな体験と創造の可能性を求める
5 都市発生の原点——集団生活の向上を求めて *1)葬祭の発生 霊の存在 祖霊、地霊,天霊 *2)市(イチ)の発生 異物交換、異質交流 *3)集団防衛 城壁、柵、濠、城門 4)富の蓄積と表現 倉庫、シンボル建造物 5)地域支配 広域支配と政治体制 政治の発生——支配用具 |
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