2009/04/18
1 文学者から見た都市
1)都市化と都市への関心 2)東京出身者と上京者の相違
2 森鴎外《1862~1922》——1884~88 ドイツ留学
1)「市区改正論」 1890 (国民の友) 1890 近心:遠心 リングシュトラーセ
2)「日本家屋説自抄」 1888「市区改正ハ果タシテ衛生上ノ問題ニ非ザルカ」 1889
日光・通風→家の高さと街幅 道路・公園・緑地 ゾーニング 不良住宅除去
3)「屋制新義」 =建築規制 「長屋建築規制」 86、東京07 東京市建築条例廃案
都会の不健康 造家衛生 公園・空気、交通、堅牢、火の用心、美観、衛生
3 幸田露伴(1867~1947) ——「一国の首都」 1899
1)首都=人間の頭部 他都市の模範 健全な頭脳
2)都市への誇り 詩人小説家は都市を罪悪の巣、村落を天国?
3)都府 自然の地盤の上に人間の情意 人民が都府を愛する施策が基本
4)江戸っ子→誇り、面目、愛重 東京児と称して都市と自己を愛するもの少なし
5)江戸の破壊 東京の建設への義務を怠る 自覚、首都への愛情
6)東京の優勝者=寒微の土 地位を自覚せず、東京を愛重せず 劣者→卑屈、反抗