レジュメ | 49 国土計画の動き2007/11/17
1 ナチの国土計画——ヒットラー1933 年1 月 首相就任 1)国土全体の効率的活用——中央集権体制 軍事体制 装甲兵員輸送 2)小国分立時代からの脱却——上からの強権的統制 3)戦時体制の整備——第二次大戦への準備 4)工場分散 危険分散 一点集中の是正 5)高速道路網33 年6 月 自動車専用道路の思想——補給路、航空機との比較 航空機利用 休憩地/展望台 国民車の開発(ぽるしぇ) 35 年5 月 フランクフルト——ダルムシュタット 36 年9 月1000 キロ完成 6)失業対策 650 万人の失業者 ヒットラーの鍬入れ 7)分散と統合 全体的配置の可能性 8)東西二正面作戦 モルトケの四方面作戦——鉄
2 ソ連の計画経済 1)計画経済 自由主義経済へのアンチテーゼ 2)ゴスプラン エネルギー 空港 3)資源開発 シベリア開発 水力発電 4)大都市の抑制 人口流入制限
3 アメリカのTVA 1)ブラックマンデイ → ニューディール政策 2)不況対策 失業救済 3)経済的後発地帯(テネシー州)のテコ入れ 4)ダム(水利調整、水力発電) 5)工業立地 6)民主主義の勝利——リリエンソール
4 日本の国土計画 1)国土計画設定要綱 企画院(1940. 9.24 閣議決定) ?日満支計画、?中央計画 東亜共栄圏の確立 ①経済配分、②鉱工業配分、③農林蓄水産配分、④総合交通 ⑤総合的動力計画,⑥総合治山治水と利水、⑦総合的人口配分計画(都市配置、 地域別人口配分、総合的移民計画)、⑧文化厚生施設配分、⑨単位地域別計画 2)工業規制地域及び工業建設地域ニ関スル暫定措置要綱(1942. 6. 2 閣議決定) 3)大東亜国土計画大綱素案(1942. 6.) 4) 黄海渤海地域国土計画要綱(企画院1942)
5 国土計画の功罪 1)中央集権:市民自治 2) 戦時体制:平和利用 3)官僚統制:自由主義経済 4)統制と画一化:地域個性の尊重 5)植民地化支配 6)政治体制の相違と国土計画の相違 |
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